東洋医学:鍼(はり)で痛みを緩和する(おくすりだけに頼りたくない人向け)

セルフ・ラブ(自分を愛する)

(アイキャッチは、徳島の後藤田整骨院にて鍼を挿されているクロエの背中)

東洋医学:鍼(はり)で痛みを緩和する(おくすりだけに頼りたくない人向け)

徳島県吉野川町の後藤田整骨院の後藤田昌史先生33歳(たゆみなくアップデートする技術と知識の両方とも凄い!)

徳島駅から鈍行電車で53分という阿波川島には、宗教法人、幸福の科学の会の創始者、大川隆法氏の生誕地ということで、とにかく矢鱈とカネのかかっていそうな宗教色の強い建物が存在感を放って田舎の街並みのなかポツンと建っておりました。(信者宿泊用のゴージャスなホテルもひときわ目立って地元の田舎に建っているそうです。)

こちらの鍼灸治療師の後藤田昌史先生は、33歳とお若く技術と知識の質量がともに高いレベルで、なおかつ、その技術と知識を、たゆむ事なく常にアップデートし続けていらっしゃる先生でした。「東洋医学の医療従事者のプロ」といった印象を後藤田昌史先生から受けました。

(鍼灸師は国家資格です。医師免許ほどの威力は無くても国家資格です。)

↑後藤田整骨院にて鍼をさされているクロエの背中。

 

右の肩甲骨が痛むので、集中的に鍼をさしてもらいました。

「右の肩甲骨と右ふくらはぎが、つながっている」という後藤田昌史先生の主張する理論で、右ふくらはぎにも鍼をさしてもらいました。

こちらでの鍼治療の結果、クロエの右肩甲骨の痛みは3日間限定で消えました。その後、痛みは、ぶり返して元に戻りました。

技術と知識の両面に突出して優れた「東洋医学の医療者のプロ」という印象をクロエは後藤田昌史先生から受けました。

「東洋医学でも西洋医学でも構わないから、即効で体の痛みを消したいんだあっ〜!」という強いニーズを持つ患者向けの整骨院であり、先生です。

おくすりやブロック注射で痛みを散らしてくれる整形外科の優秀な西洋医学の先生と、優秀な東洋医学の医療者であるこちらの後藤田昌史先生とでは、治療へのスタンスは何も変わらない。

使っているツールが西洋医学か東洋医学かの違いだけです。

 

「①再度、痛みが出たら、こちらの整骨院まで通える近場のロケーションに住んでいる事と、②毎週8800円(自費診療)をシブシブではなく気持ちよく払える財力。この両方を持ち合わせた患者向けの整骨院であり、先生です。

 

さらに、「1回の施術では治らない」のが、後藤田昌史先生のおっしゃる治療の前提です。

 

後藤田昌史先生は、最初の施術後に、そうキッパリと宣言されます。つまり「1回の施術では治らないから(複数回、通っていただきたい。)」とおっしゃいます。

 

クロエが後藤田整骨院で支払った鍼治療施術料は、90分8800円分。(これは、都内近郊の初回の鍼治療価格の相場料金:5000円〜8000円と同じでした。)そして、後藤田整骨院での鍼治療で痛みが和らいだ効果効能は、クロエの体には3日間の持続でした。1日分と計算すれば、2933円。これに東京からの往復送料が加算されます。

 

医療者としての原点とも言うべき「人を救いたいという気持ち」「役に立ちたいという気持ち」は施術中の後藤田昌史先生からは、全く伝わって来ませんでした。

後藤田昌史先生は自分がやりたい治療をなさる。お客さんファーストというよりも自分がやりたい治療をする先生です。

そして、後藤田昌史先生のお持ちになられていらっしゃる高度な東洋医療の技術と知識の対価として(自費診療なので)8800円という治療代の請求が来ます。

 

 

患者 > 自分がやりたい治療

 

が、こちらの後藤田昌史先生の始まっているところです。

 

後藤田昌史先生の専門技術と知識の確かさは折り紙付きです。

ただ、患者のニーズが、クロエのように寄り添う系の愛に溢れた医療者を求めているケースには向かない先生」かもしれません。

 

後藤田整骨院は徳島駅から鈍行で53分の無人の最寄駅。さらに最寄り駅から後藤田整骨院まで10分というロケーションは、わざわざ東京から通うのは現実的では無いので、クロエは東京近郊で自費診療の鍼の先生を新しく探すことにしました。

ロケーションが「ド田舎」というハンディキャップに加えて、後藤田先生が「がん患者の疼痛(とうつう)を鍼で紛らわす仕事をなさっていらっしゃて来られた鍼灸師ではないことが、がんの疼痛(とうつう)という最大ランクの疼痛(とうつう)に苦しんでいる今のクロエが、こちらの先生のところまで通うことへの決心がつかなった理由の1つでした。

後藤田先生は、緩和ケアには携わってこなかった鍼灸師なので、今度は緩和ケアに携わって来たキャリアを持った自費の鍼灸師をクロエは都内近郊で探すことにしました。

 

 

千葉県市川市、はる治療院の鈴木春子先生77歳(癌の疼痛(とうつう)への深い理解と、患者に注ぐ愛の量が莫大!)

徳島の後藤田昌史先生から、築地の国立がんセンター中央病院の中にある緩和ケア課で鍼の先生が四人在籍して保険診療にて施術している事実を教えて貰い、クロエはさっそく国立がんセンター中央病院の保険適応の癌の疼痛に特化した鍼治療の先生について調べあげました。

すると、国立がんセンター中央病院では、国立がんセンター中央病院の緩和ケアで保険診療で鍼治療を受ける条件が、「国立がんセンター中央病院の他の外来に通院していることが前提条件」となっておりました。

乳腺外科(乳を切ってがん細胞を除去するところ。すでに骨に転移癌があるので切っても延命効果がない)や腫瘍内科(抗がん剤という猛毒を使って治療をするところ)のお世話にはなりたくないので、国立がんセンター中央病院の緩和ケアにて保険診療で鍼診療を受けることはクロエはキッパリ諦めて、【癌の疼痛(とうつう)に強い鍼灸の先生】を、自費診療をやっている先生の中から探すことにしました。

がんの疼痛(とうつう)に理解と経験のある(つまり、緩和ケアに携わってこられた)鍼灸師であることを前提条件にクロエは東京近郊で鍼灸の先生を探すことにしました。

かって国立がんセンター中央病院にて17年間ほど働いていた女性鍼灸師が、都内近郊で開業なされている情報を見つけてきました。

その後、のべ10回以上、かの鍼灸院に電話しましたが、何度電話しても毎回FAXに切り替わります。

おそらく、30数年前から通信手段をアップデートできていない、こちらの77歳の女性鍼灸師との間に、クロエは世代間のギャップを感じました。

治療院のホームページも無く、思い切って都内から千葉までアポなしで治療院に突撃をしましたところ、タイミング良く先生がいらっしゃり、カウンセリング後、施術開始となりました。(本八幡駅についてすぐ、はる先生からクロエの携帯電話に電話がかかって来ました。事前にクロエが電話を掛けまくった鍼灸専門学校の事務方が、親切にもクロエの電話番号を鍼灸の先生に伝えてくれたのでしょう。)

30分の初回カウンセラー時、はる先生はクロエの目をしっかりと見て、クロエのがんの疼痛(とうつう)のつらさと苦しさいうクロエの感情を受け止めて下さいました。

そして、クロエの話をよく聞いて下さいました。

この時は、自分の乳がんが肺リンパにも転移しているとは気付かずに、クロエは自分の骨に転移したがんのことばかり気にかけていました。

 

【施術中の会話】

 

あら、あなた。キレイな髪ねえ〜。

がんで髪の毛先まで栄養が行き届かなくなって、パサパサで恥ずかしい・・・

がんだと分かった時に、お胸を切らなかったのネ。

切ってもまた同じところから生えてくる事が(タイムウェーバーセッションと政木フーチの両方の出た結果で)前もって分かっていたから、はじめからお胸を切らないと自分で決めたのです。

 

こんなにキレイなお胸をしているのだから切りたくなかった気持ちも分かるわ〜。

無言・・・・・。(下着屋の店長やバストケアエステのエステシャンからお胸の造形を褒められた経験はあっても医療者からお胸を賞賛されたのは初!)

 

 

あなたとても輝いてキラキラしていて魅力があるわねえ〜。

無言・・・・。(お世辞ではなく自然に出た言葉だと直感的に分かった!)

 

 

あら、妹さんの良いところも分かっていらっしゃるのネ。

 

はる先生は、クロエの見た目と内面の両方を、心から褒めてくださいました。

中年女性になった今でもスキンケアやヘアケア、バストケアといった細部までケアして、クロエが見た目に気を遣っていることが、はる先生には分かっていらっしゃるゆえでの発言でしょう。

そして、これはあとから分かったことですが、はる先生もまた良妻賢母になるための小規模女子大の文学部を卒業しており、クロエと同じバッグボーンをお持ちでいらっしゃいました。共立女子大学文学部 卒業とはる先生のプロフィールにありました。

また、はる先生が42歳で鍼灸学校という新しい道に足を踏み入れたという、はる先生の仕事キャリアも中年になってから今の仕事を個人事業主として始めたクロエの仕事キャリアと似ています。

はる先生もまた、クロエ同様、エレガンスに価値を見出す世界の住人でした。

 

見た目こそがエレガンスなのだと一見思われがちですが、実はエレガンスの本質はもっと深いところにあります。

相手の立場になって考えることができる能力(想像力)と、個別の相手への共感力。

実は、この二つこそ、エレガンスのカナメなのです。

長年、国立がんセンター中央病院にて、がん疼痛(とうつう)で苦しむ多勢の患者さんに接してこられただけのことはあり、はる先生の患者への共感力の高さは、とりわけ凄まじかった!

 

はる先生の、クロエの妹アーニャに匹敵するほどの高い高い共感力!(これは才能なのでクロエにはマネできない。努力はどうにもならない。)

加えて、個別のがん患者の抱える痛みに対する想像力!(長きにわたる経験の積み重ね。こちらは、努力で何とかなる。)

 

鍼灸の技術や知識以前に、はる先生の患者の癌の疼痛(とうつう)のツラさ苦しさへの高い共感力と想像力のおかげで、クロエの肉体の痛みは、この日、随分と癒されました。

はる先生はクロエの右肩甲骨を中心に150分に渡り、なんどもなんども鍼をしてくださいました。

(はる先生の緩和鍼は接触鍼なので鍼を「さして」はおらず、刺入有害事象が起きにくいことも後から知りました。)

 

はる先生の鍼灸の施術を受けたことよりも、

むしろ、

はる先生と接したことによって、

言葉によって、

クロエは心身ともに、深く癒されたのでした。

はる先生の人間力の深さに、クロエは大きく癒されました。

 

はる先生は、物事を順序立てて話す論理的な先生で、(だから論理的思考のクロエと共鳴する。)

 

言葉による癒しだけではなく、治療の技術もしっかりとお持ちでいらっしゃった、はる先生でした。

言葉による愛と高い治療技術という両方を兼ね備えた、クロエよりもさらに人格者レベルの高い先生でした。

 

 

純粋に患者を癒したいという愛の力は医療技術を越えて治癒に至るのかもしれない

はる先生の施術を受けたあとにクロエが感じたこと。

それは、

(医師免許がなくても)医療者が放つ愛の力って、

「純粋に患者を癒したいという愛の力」って、

もしかしたら、

医療技術を越えたところで人を自然と治癒させてゆくものなのかもしれない。」

 

後藤田昌史先生の高度な技術力と豊富な知識と、それらを常に最新のものにアップデートし続ける新鮮さ

鈴木春子先生のしっかりした鍼灸技術と言葉による癒し。深い深い人間力を持ち合わせ、何十年と癌患者の緩和ケアに携わって来た緩和鍼灸師(春子先生がクロエの母上と同じ年齢だったことに驚き!)

クロエは、この才能に溢れたタイプの違う二人の鍼灸師による疼痛(とうつう)を和らげる鍼灸の施術を体験して、そう感じました。

 

〈高度な技術力と知識〉か?それとも〈役に立ちたいという気持ち(患者への愛)+高度な技術力と知識〉か?

 

どちらのタイプの先生を選ぶかは、患者さんが施術のあとに自分がどういう結果を望んでいるか?自分自身の治療家へのニーズがどこにあるのか?を自問自答して、決めればよろし。

「緩和のプロって、こういう人なんだー」とクロエは感じた

この翌日、クロエは入院の手配を準備してもらい、翌々日に入院となりました。入院2日目に、はる先生に電話を入れて(当然、はる先生のゆっくりペースを考えると電話した当日は繋がらないので、2日後に折り返しの電話がかかってきて)ようやく、はる先生との通話ができました。

 

はる先生のところでの鍼灸の施術後、あれからすぐに入院してしまいました。

今後は、毎日毎日ずーっとモルヒネを飲むことになりました。

 

西洋合成薬で痛みを紛らわすことは自分にとっては最終手段としてずーっと後回しにしてきたのに、とうとうモルヒネを使う最終手段の段階までに癌の痛みが進んだ段階に今、います。

 

自分にとうとう負けてしまったことが、そんな自分が悔しいです!

 

 

そう伝えると、はる先生は、

モルヒネ。そうねえ〜、モルヒネねえ〜。「今の癌の進行段階で、モルヒネを使わざる得なかったという現実は、仕方がなかった。」そう考えるようにしましょう。

ねっ。

 

高い共感力で、クロエを慰めてくれました。

はる先生は、国立がんセンター緩和ケア外来にて、緩和ケアに携わって来たプロ鍼灸師です。

 

ずっと患者さんと緩和の視点で接し続けてきたから、モルヒネを使って痛みを和らげている患者さんを17年間にわたって数百人以上も見てきたからこそ自然と出てきた言葉なのだということが、クロエには分かりました。

上っ面だけの慰めの言葉で、このクロエが涙を流すハズがありません。。。

まさに、緩和のプロ鍼灸師。それが、はる先生です!

 

クロエは癌になって良かったことの1つを挙げるとすれば、緩和のプロという人たちが、どういう人なのかという事が身を持って分かったことでした。

気が利いて、仕事ができて、成績評価の高い上に、内面まで良い医療従事者が「緩和のプロ」ではありません。

病人の心を動かすのはブランド病院にあるような恵まれた環境と高度なスキルではなく、洋の東西を問わず医療従事者から発せられる「愛」だからです。

 

「患者さんの役に立ちたい!」

 

「患者さんを輝かせたい!」

 

「患者さんに生きるのは喜びなんだと気づいて貰いたい!」

 

「患者さんから自然と笑顔がこぼれるようになって貰いたい!」

 

そんな医療者の気持ちは、目には見えなくても自然と伝わる。緩和とは、そんな世界の話なのです。

 

ナイアシンアミドからモルヒネに疼痛(とうつう)の投薬が切り替わる

副作用の一切ないメタジェニックスのリポテインが(ナイアシンアミド=除放性ビタミンB3+インド漢方のグッグル)がクロエの癌の疼痛(とうつう)に、2023年7月半ばの段階で、もう既に効かなくなっており、

この現実を受け入れることが、クロエは自分が癌の痛みに負けたような気がして敗北感に打ちのめされていました。

 

お守りとして旅行中に持っていた政木フーチで出した結果、クロエに合う西洋合成薬の1つである、トラムセット®配合錠も、飲まずに持っているだけでした。

※トラムセット®配合錠は、カラ咳とツバといった症状を抑えることができないお薬なので、トラムセット®配合錠をクロエが息が苦しい時に飲んでも役に立たなかった可能性が高かったようです。

 

やはりモルヒネ(アヘン由来)が、癌の疼痛(とうつう)には、最強なのだと自分で納得しました。そしてモルヒネの副作用である便秘ケア生活が新しく始まります。

 

 

 

 

 

 

 

。。。。

 

 

 

 

 

著者クロエの個別相談申込み

クレームなど諸々は下のメッセージ欄からどうぞ。
ネガティブな内容に関しては基本返事はしません。
ポジティブなご相談には懇切丁寧に返信致します。

    セルフ・ラブ(自分を愛する)
    スポンサーリンク
    khloeをフォローする
    クロエのミニマム美容

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました